LOVE 2～CM (ページ2)

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YH 「Aがさ、」

ユノがすぐ近くで

話している声、

私の耳にちゃんと入ってきてるんだけど、

なんか遠い。

YH 「自分の気持ちが、

今どこにあるのか気づいたときに、

俺、そばにいるのが、

情けないけどすっごいつらい。

きっとすぐ気付くよ。」

まだ時間早いから、1人で帰れるよね？

ヒョンに電話して、駅まで迎えにきてもらって。

絶対だよ？ってユノが聞いてくれてる。

俺はもう送ってやれない。

約束したから。

彼女以外には嫌われても構わないんだ。

…私の腕から手が離れる瞬間、

ユノの手が震えていたことに気づいた。

背中を向けて歩き出したユノ。

何、何これ、なんでこんな急に…

追いかければいいのに、その場から動けなかった。

追いかけても、きっと何も言えないって

どこがでわかっていたんだ。

しばらくホームに突っ立っていたけれど、

あぁ、オッパに電話しなきゃ。

そう思って携帯を出した。

「あ、オッパ？もう家？よかった、ごめん、

あと15分後くらいに駅に迎えにきてくれる？」

A兄「え？それはいいけど、お前今日さ、

ユノの家に泊まるんじゃなかった？

喧嘩でもした？めずらしー」

…違う、ユノと別れたの！

ユノは喧嘩したくらいなら家まで送ってくれる。

でももう私は彼女じゃないから。

だからオッパに電話したんだよ！！

そう言いながら気がついたら泣いていた。

オッパが電話口で慌ててる。

A兄「ビール飲む前でよかったよ。

あと15分ってことは、今あれだろ、

バイト先のある駅だろ？…ユノの家の最寄りの。

車でそこまで行ってやるから、

ロータリーで待ってろ。」

突然すぎて、わけがわからなかった。

でも、ユノが一度言ったことを、

変えるわけないって事だけはわかっていた。