LOVE～CM (ページ45)

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45～彼女に告白する話 CM ページ45

目の前の

光景に

カッとなって、気がついたら殴ってた。

平和主義の俺が。

ユノヒョンの顔をタオルで拭いていた女の、

ユノ？！って声にもイライラした。

後ろの方ではソヨンちゃんの悲鳴も聞こえた。

でもさユノヒョン。

なんで振り払わないの？いや、振り払わなくても

いい、やんわりでも断ればよかったんだ。

自分が濡らしたストール…絶対ユノヒョンは自分が

持って帰るだろ？

Aちゃんはこの場にいないけど、

ユノヒョンが濡れたストールを持ち帰ってクリーニ

ングに出すのを見たらどう思う？何を思い出す？

他の人からしたら、たいしたことじゃないかも

しれない。

でも、Aちゃんはまた傷付く。

殴ったのが俺だとわかったユノヒョンは、

同期だとか言う女に、先に帰って、大丈夫、

後輩なんだ、と言った。

まだ肩にかかったままだったストールは、

俺がユノヒョンの首から引き剥がして、

その女に渡した。

ユノヒョンはタクシーには乗れない状況で、

キュヒョンに迎えに来てもらうように電話をした。

でもその時にはもう動揺したソヨンちゃんが

Aちゃんを呼んだ後だった。

そうか、Aちゃん、ユノヒョンの家で待って

たんだ…そう思うとユノヒョンのそばにいれなくて

コンビニに必要なもん買いに行ってくる、と言い、

その場を離れた。

コンビニで買ったビールを煽り、少し落ち着いてか

ら広場に戻ると、Aちゃんとユノヒョンが

駅とは反対方向に歩いていこうとしていた。

ああ、買ったもの渡さなきゃ。

そう思って呼んだのは彼女の名前。

気がついたら抱きしめていた。

好きだ、と言ってしまった。

ユノヒョン。

ヒョンのような良い男は、ある程度冷酷にならない

と、一番大事なものを失うよ。

今はまだ横恋慕だけど。

とりあえずAちゃんにはいつも通りに……

まずはそこから。

テミナとソヨンちゃんにまで気持ちがバレたし、

あの後、俺の一世一代の告白シーン、何回も

真似されたけど…後悔してない。