LOVE～CM (ページ5)

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当たり前のように

閉店時間近くまで騒いだあと、

始発待ちの数人と共に、私もすぐ近くのファミレス

へと向かうことにした。

ユンホさんは閉店作業があり、あと1時間はバイトが

終わらない。先に家に行って待っていても良かった

が、寝てしまいそうだったから。

CM 「チョンさんのこと待たなくていいの？」

ファミレスに向かう途中、気がつけば隣を歩いてい

たシムくんにそう言われて、あぁやっぱりシムくん

も知ってたんだ、と、そう思った。

「あ、うん…コーヒー飲みたいし…」

CM 「そう。」

…………。

「…チョンさんって…誰かと思った。

みんなユノヒョンとか、ユノって呼んでるから。」

なんとなく気まづくて話を続けたら、

CM 「まだ直接話したことなくって…

付き合ってるんだよね？」

そう聞かれて頷く。

ファミレスに着いたことで話は途切れたけれど、

ユンホさんにしては珍しいな、と感じた。

誰にでも親切で親しみやすく、兄貴肌な彼は、

新しく入ってきたバイトの子にもすぐ話しかけ、

打ち解けるのが早いのにな…

「うーん、さすがに眠いね。」

「眠くてもそれ食べれるってすごいよ」

隣の席で大きなパフェを食べているソヨンを茶化

して時間を潰していたら、携帯が震えた。

メールではなく電話だと気づき、慌てて通話ボタン

を押す。

YH 「A？今店出たとこ。もう家にいる？」

「オッパお疲れさま。今まだ近くのファミレスにい

るの、私も今から出るね。」

YH 「いや、そこにいて。

もうすぐ始発走り出すけど、女の子1人だと早朝も危

ないから。迎えに行くよ。」

…携帯から漏れる声を耳をくっつけるようにして聞

いていたソヨンが軽く悲鳴をあげ、机を叩いて悶え

ていた。