LOVE～CM (ページ38)

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…………ん？電話？

ユノの家で待っている間に、

どうやら寝てしまったらしい…

電話の振動音で目が覚めた私は慌てて電話に出た。

ソヨン「やっと出た！Aちゃん、

あの、早くきて！

シムくんがオッパのこと殴っちゃって！

私もうほんと何が何だか…」

「ソヨン？お、オッパって誰！

シムくんが殴った？え？」

ソヨン「ユノオッパに決まってるじゃん！だから

Aちゃんに電話したんだよ！」

え、なんで…

電話口ではソヨンが他にも何か叫んでいたけど、

私は時計を見て、深夜1時半を過ぎていることを

確認し、ユノ今日も遅いな…と見当違いなことを

考えていた。

ユノの家の最寄駅から数駅離れた、大きな駅の近く

の居酒屋で飲んでいたらしいけど、指定されたのは

その駅前の広場。

タクシーで到着した頃には2時になっていた。

飲みに行ったのは、シムくんとテミンくんとソヨン

だったはずだけど、私が着いた時にはキュヒョンも

いて、広場の噴水の前に座っていた。

半泣きでテミンくんにひっついてるソヨン、

シムくんは見当たらなくて、キュヒョンは

ユノの側にいた。

重苦しい空気に、少し離れたところで足が止まり、

「ユノ…口の端、切れてる…」

そう呟いた。

YH 「…A…タクシー使ってきた？

ごめん、こんな時間に1人で来させて…」

小さな声で呟いただけなのに私に気づいたユノは、

そう言うと、口の端が痛むのか顔をしかめた。