LOVE～CM (ページ35)

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35～彼女は知らなくていい話CM ページ35

しまった、

ユノヒョンに

気づかれた

社会人になってまだ1ヶ月なはずなのに、いきなり

ブラックスーツで登場したユノヒョンは一緒に働い

ていた時よりもめちゃくちゃカッコよく見えた。

俺と見つめ合っていたはずの、と言ったら語弊があ

るけど…いや、たしかに俺と見つめ合ってたはずの

Aちゃんは、すでにユノヒョンの横。

そして、そのあと俺は自分の大きな失態に気づく。

いつからいたのかと問われたユノヒョンは、

鉄板落とした時からって…そう言った。

頭のキレるユノヒョン。

やばい、バレたな。きっと。

俺、今ユナさんとはホテルでしか….とかなんとか

言ったもんな…

ユノヒョンの周りから少し離れたところにいた

キュヒョンに必死に合図を送り、なに？なんだよ、

と近づいてきたところで、小さな声で、バレた、

ユノヒョンに、と呟く。

KH 「そっか…もう面と向かって

話すしかないんじゃね？俺が飲みに誘っとくよ。」

キュヒョンは同じような小さな声でそう言った。

一緒にティッシュを配っている時、ふと不安げな

表情を浮かべていたAちゃん。

半月ごとのシフト表が張り出されるたびに、

自分には関係のない夜シフトを気にしていた

Aちゃん。

決定打は、ユナさんの黒いコート。

どうしても不安要素を取り除いてやりたくて、

俺は夜シフトに入り、ユナさんに近づいた。

ダーゲットは、俺でもいいはずだと予想していた。

今は、なかなか堕ちないユノヒョンに

執着しているけど、

多分、あの人はユノヒョンが好きなんじゃなくて、

幸せそうなカップルを壊したい、んだと思う。

まぁ、もちろんユノヒョンみたいな良い男だから

ターゲットになったんだろうけど。

堕ちたフリして、

ユノヒョンがバイトを辞めるまでの数ヶ月、

俺がユナさんの相手をした。

俺がいるのにユノヒョンには

ちょっかいかけないでって嫉妬心も見せて….

約束させた。

いや、架空の彼女を信じているユナさんからは

彼女のことはもう抱かないでって言われたから、

一種の契約とも言うかな。

でも結局、自分に堕ちてしばらくしたら、

興味がなくなるらしく、最近ようやくフラれた。

ユノヒョンはどこまで気づいただろう。

バーベキューのあと、俺はユノヒョンと初めて

2人で飲みに行った。