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YH 「ごめん。」
私の髪を撫でながら、
ユノが話しはじめた。
YH 「終電で帰ってきたんだけど、A気持ち
よさそうに寝てたから。
いやいいんだ、朝からバーベキューだったもんな、
疲れたよな。
それに…ちょっと1人で考えたいこともあって、
近くで飲んでたんだ。
そのあと1人でフラフラ歩いてた。
走りたかったんだけど、スーツだったから苦笑
携帯の充電切れてるのに気づいて慌てて帰ってきた
んだけど…心配かけてごめん。」
「メモ残して行ってよ…心配した…」
涙目になった私を見たユノは、唇をぐっと噛み、
ごめん、シャワーしてないって言いながらも
抱きしめてくれた。
安心したら急に、眠くなってきた。
「ん…ユノ、シャワー浴びてくる？
なんか、食べる？」
YH 「いや、明け方まで飲んでたから…いらない。
シャワー浴びてくるよ。」
そう言って先に立ち上がると、
手を差し出してくれた。
その手を取って立ち上がった瞬間、正面からぎゅっ
と抱きしめられ、そのまま私の足は宙に浮いた。
「ユノ？！」
YH 「一緒に入ろうな。
朝から一緒にって入ったことないよな。」
嬉々としてそのまま私を運ぶような、徹夜明けなの
に体力のあるユノが一緒にシャワーを浴びるだけで
許してくれるはずもなく。
「ヤダ、待って！
ユノっ……んんーーー！」
声が響くお風呂場が恥ずかしくて必死に声を我慢し
たことも相まって、私はお風呂から出てすぐに眠り
に落ちた。
YH 「やっぱ。
いくら考えても無理だわ。
真っ向から挑んでこない奴にAは渡せない。
俺から引く気はないから。
な、チャンミナ。」
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作者名：ｻﾗ
| 作成日時：2018年9月30日 20時
