LOVE～CM (ページ12)

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醜い嫉妬心に

気付かれて恥ずかしい

反面、勝手だよなって言ってもらえて…

心が軽くなった気がしていた。

もっと話を聞いて欲しいと思ったけれど、すでに

金曜日しか会わなくなっていたシムくんとはその後

特に2人で話す機会もなかった。

ただ、

最近シムくんが夜シフトに入ることが増えているの

をシフト表で知り、彼もユナさんが気になるのか、

と考えたら、すごく嫌な気持ちになった。

そんな中で迎えたイブは木曜日で、私の授業が

昼過ぎに終わるから、その後ユノの部屋に行き、

2人で過ごすことになっていた。

授業が終わり、ユノの家まで向かう電車に揺られて

いる間にメールを確認して、午前中の早い時間帯に

シムくんからメールが来ていたことに気づく。

「え、シムくん…？」

バイトの友達には、シフトの交代を頼むこともある

ので、もちろんシムくんとも連絡先の交換をしてい

たけれど、メールが着たのは初めてだった。

___

急にごめん。
今日、チョンさんと会う約束してるよな？

_______

「何、これ…」

意図がよくわからないメールに首をかしげる。

あーもしかして、シフトの交代かな？

_________

うん、今から会う予定だから、
申し訳ないけどバイトは代われない、ごめんね。

____________

返信すると、すぐに既読になった。

________

昨日夜シフトの時間にタチの悪い客が来て。
チョンさんは俺たちを庇って、
1人でだいぶ飲まされたんだ。
だからまだ寝てるかもしれない。

別に何も変なことはなかったから。

____________

え………思いもよらない内容だった。

そういえば、

バイトが終わったら必ずメールをくれるのに、

今日はきていない。

最後の一行はよくわからないけど、

とりあえずわかった、ありがとう、と返信して

ドラッグストアでスポーツドリンクや二日酔いの薬

を買い、家に向かった。