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黒の大人っぽい浴衣に身を包む " ミホ " と呼ばれたその人は
「わー！やっぱり流星だ！」
って、周りにいた友達っぽい人を置いてこっちに駆け寄ってくる。
やだ、やだ、こないで。
私より流星くんの近くにいないで。
私と流星くんの時間を邪魔しないで。
……そんなこと、言えるわけもないけど。。
それなのに、流星くんが「……くんな」なんて小さく呟いてその子を怪訝そうに見る表情が
私には向けられたことのない表情で。
そんなことすら、私の知らない流星くんを見せつけられてる気がして、もうどうしようもない。
「………何この子」
でもそんなこと、ミホさんからしたってきっと一緒で
………ううん、一緒じゃないけど、絶対私の方が流星くんのこと好きだけど！！
き、っと睨むその視線を遮るように流星くんが私を背中に隠した。
流「別に………幼馴染やけど」
" 幼馴染 " は、唯一流星くんの隣にいれる魔法の言葉。
その代わり、私の心臓をグサグサ刺していく凶器でもあるけど。
「何よそれ………私の誘いは断ったくせに！
彼女と幼馴染、どっちが大事なの！？」
やめてよ、そんなこと聞かないでよ。
ここで流星くんが " 彼女 " を選んだら？
そんなの私はどうすればいい？
怖い、怖い、のに、耳をふさぐ事も出来なくて。
流「やから……お前の事好きになるとも、大事にするとも言うてないやん」
鬱陶しそうにそう言い放った流星くんの背中は、本当になんでもなさそうで
ポカン、なんて間抜けな私と反対に、
「なにそれ……じゃあなに、この子は大事にしてるって言うの？」
なんて荒ぶった声が聞こえて、思わずハッとする。
「………これでもかってくらい、大事にしてるけど？」
ごめん、って一言言って私の手を引いて歩き出す流星くんに
「そんなの、ただの幼馴染ごっこやん」
ってたった今、" 元 " になったであろう彼女の呟き。
その言葉は、流星くんを通り抜けて、私の方にぐさっと刺さった。
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るな(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます(;_;)うわああ、すごく嬉しいです！私もツイン大好きなので、そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年7月14日 23時) (
レス) id: a3c708c0d4 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - こたちぇるちぇさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年7月14日 23時) (レス) id: a3c708c0d4 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 初めてコメントさせていだだきます！昨日この作品に出会いました。とても面白くて1日で読んでしまいました(笑) ツインがとっても好きなので2人のお話が読めて嬉しいです、これからも応援しています、更新頑張ってください！ (2017年7月11日 1時) (レス) id: 63b004c391 (このIDを非表示/違反報告)
こたちぇるちぇ - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年7月6日 19時) (レス) id: cc133a0626 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - shoさん» shoさんいつもありがとうございます;;正直shoさんからのコメント待ってました！（笑）いつも支えられてます！これからも頑張って更新して行くのでちょくちょくコメントください(;o;) (2017年7月2日 17時) (レス) id: a3c708c0d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るな
| 作成日時：2017年6月24日 23時
