70%の優しさと30%の嘘 (ページ14)

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部屋に戻ると蓮が帰ってきていた。

どうやら会議が終わったら直帰になったらしい。

「蓮！」

目黒「お疲れ。大丈夫だった？ごめんね怖かったよね」

そう言って蓮は私を抱きしめてくれた。

服から柔軟剤の匂いが香って安心する。

「ううん、まーくんに連絡とかしてたら時間過ぎてた。」

目黒「まーくんって清水さんのこと？」

「うん、まーくんすぐ出てくれた。」

嫉妬させようと思ってわざとニコニコしてると蓮が抱きしめる力を強めた

目黒「そっかー、なんかちょっと嫉妬しちゃうなー」

「えっ？笑」

目黒「そんなに清水さんのこと好き？」

そう言っている蓮が可愛くて思わず頭をぐしゃぐしゃしそうになった。

「うん。でもねまーくんは恋愛的な好きじゃないし、蓮が一番好きだよ」

目黒「ありがとう、」

そう言って蓮はキスしてくれた。

「さ、どうしよっか。刑事さんから言われたこと言った方がいい？」

目黒「うん。じゃぁお願いしよっかな。」

私はさっき岩本さんが言ったことを頭に浮かべながら言葉を紡いだ

「まず梓ちゃんの旦那さんは毒殺だったらしい。だから、ビュッフェで毒を盛られた可能性があるんだって、ホテル内の従業員さんも犯人候補に浮上してきたんだって」

目黒「そっか、そんなに1日で話が動いたんだね。」

「うん、最近の警察はすごいなーって思ったよ。
でもやっぱ気になるんだよね。」

目黒「多分俺と一緒のこと思ってるわ」

「なんでほぼ無関係の梓ちゃんの旦那さんに毒を盛ったのか」