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第九十四話 ページ49
Aside
私が落ち着いた後。
『志保ちゃん、志保ちゃんにどうしても伝えたいことがあるの』
哀「何？」
『明美お姉ちゃんは死んでない。今も、元気に生きてる』
哀「…え？」
コナン「は⁉どういうことだ！」
私はスマホを出して、ビデオ通話のアプリを開く。
"広美さん"にコールをかけると、すぐに出た。
《こんな昼間からかけてくるなんて珍しいわね。今日は学校行ったの？ちゃんと行きなさいって言ってるでしょ？》
志保ちゃんが息を呑む。その目が大きく見開かれ、涙がたまる。
『今日はやっと海外任務から戻ってきたの。広美さんと…いや、明美お姉ちゃんと話したい人がいるから』
スマホを差し出すと、志保ちゃんは震える手で受け取った。
《志保…なの？でもなんか小さく…》
哀「お、姉ちゃん…」
《志保》
哀「お姉、ちゃん…お姉ちゃん…！」
志保ちゃんの目から涙がこぼれた。
新君と博士を促し、そっとその部屋から出た。
コナン「明美さん、生きてたのかよ⁉何で言わなかったんだ！」
『一番言うべきなのは志保ちゃんでしょ？志保ちゃんに言うまでは誰にも教えるつもりなかったから』
コナン「どうやって！あの時、確かに明美さんは…」
『志保ちゃんは明美お姉ちゃんから聞くだろうから、新君には私から言おうか』
私は、あの事件の真実を語り始めた。
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紅月言葉(プロフ) - ナゾトキ姫は名探偵、僕も読んでます！！ (2020年11月1日 3時) (
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作者名：たぬたぬ | 作成日時：2018年10月1日 9時
