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第七十三話 ページ27

NO side

Aを見ていたのは、イリーナだけではなかった。

烏間「夜矢さん、随分青ざめていたな…。やはり、不良にさらわれたのが堪えたのか?」

殺せんせー「…いえ、彼女はあれくらいの危険なら日常茶飯事でしょう。彼女はそういう世界の人間ですから。やめた方がいいとは言ったんですがねえ…」

殺せんせーは、触手を顎に当てつつ、つい先程拾った囁きを考える。

烏間には風の音で聞こえなかった、最後の言葉。

『大丈夫、大丈夫。私は、もう____』


『絶対、誰も殺させない。守るんだ、大切な皆を』


殺せんせー(一体何があったんですかねぇ…)

殺せんせーは、ひそかにAについて調べたことがあった。

だが、なぜ組織に入ることになったのか、その理由に繋がるものは何一つわからなかったのだ。

この二日間、彼女を見ていて、人を平気で殺すような人間ではないことがよくわかった。

むしろ、その反対____正義感の強い、人が傷付くことを嫌う優しい少女だと感じた。

彼女は謎を解き明かす探偵だが、彼女自身は謎だらけだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
烏間先生は、組織のことは知りません。ただし、ただ者じゃないな…とは思ってます。

そういう世界→
烏間:探偵として、殺人現場や死体を見てきたこと。
殺せんせー:組織の一員としての裏社会で活動してきたこと。

やめた方がいいとは言った→
烏間:学生として、学業を探偵業より優先させた方がいい
殺せんせー:危ないから、組織からも裏社会からも足を洗った方がいい

という解釈です。

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紅月言葉(プロフ) - ナゾトキ姫は名探偵、僕も読んでます!! (2020年11月1日 3時) (レス) id: 2caf54bf90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たぬたぬ | 作成日時:2018年10月1日 9時

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