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第七十二話 ページ26

Aside

テラスのようになっている所で、荒い息を整えた。

顔を上げると、三日月が夜空のてっぺんに輝いている。

私は夜が嫌いだ。NightCat(殺し屋としての私)にならなければいけない時間だから。

ふと両手を顔の前に翳す。

月光で青白く照らされたそれは、私には血塗れの汚れた手にしか見えなかった。

倒れていく両親や新君達、__君の姿がフラッシュバックする。

『そうはさせない』

血塗れの手をぎゅっと握りしめる。

そのまま拳を胸に当てて、包み込むようにしゃがみこんだ。

『大丈夫、大丈夫。私は、もう____』

強い風が吹き、紺色の髪をなびかせた。

そうだ。そう誓ったじゃないか。

あの日、__君と永遠の別れをした日に。

こんな私を見たら、__君はなんて言うかな?

目を閉じて、自分の内面を確認する。

表向きは、今を輝く中学生探偵、<日本警察の女神>夜矢A。

裏では、組織の幹部にして、の異名をもつ殺し屋、ネグローニ。

そして______。

まだ、自分を見失ってはいない。

だから、まだ続けられる。

闇の鴉を狩る為の、爪と牙を研ぎ続けられる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味不明…。短い…。

ここからは少しシリアステイストが多くなっていくかも…。

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紅月言葉(プロフ) - ナゾトキ姫は名探偵、僕も読んでます!! (2020年11月1日 3時) (レス) id: 2caf54bf90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たぬたぬ | 作成日時:2018年10月1日 9時

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