＊MilkyWayに憧れて2＊SH＊ (ページ13)

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お弁当を食べ終わって

手を合わせる

紫耀｢ごちそうさまでした｣

｢･･うん｣

紫耀｢美味しかったよ｣

もう１度顔を見て言ってくれたけど

紫耀くんのテンションが

伝染しちゃったかのように

私の心は沈んでる

半分ぐらいで食べるのをやめて

お弁当箱を袋に閉まって

お茶を飲む紫耀くんに

ポケットに入れてたリボンのついた小さな箱を手渡す

｢･･これ、プレゼント

誕生日おめでとう｣

紫耀｢････｣

でも受け取っては貰えず

不安になってたら

紫耀くんが重い口を開いた

紫耀｢昨日どこ行ってたの？｣

｢昨日･･･｣

紫耀｢そう、昨日｣

昨日は廉くんとプレゼントを買いに行ってたけど･･

私は紫耀くんに

家の用事があるとウソをついて帰った

何も言えずにいたら

紫耀｢廉と一緒だったんでしょ？

それは俺にプレゼント買うため？｣

そう！

そうだよ！

紫耀くんのため！

心の中でそう思って

うんと頷いた

紫耀｢なんでウソついた･･？｣

｢･･･｣

紫耀｢廉と居たかったから？｣

紫耀くんが怖くて

声を出せない

首を横に振る

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