＊MilkyWayに憧れて2＊SH＊ (ページ34)

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初めて見た時から気づいてたよ

紫耀くんの元カノだったんだろうなーって

だけどそれは昔の話だし

今私は大切にされてるのが分かるから

気にしないようにしてた

気の強そうな美人さんで

紫耀くんの隣にいて

誰もがお似合いだなって思うと思う･･

気にしないように、気にしないようにって

思えば思う程

紫耀くんが"乃愛"って呼び捨てにしてるのが耳について

乃愛ちゃんが"紫耀"って呼ぶたび

私の心には重りがついたようになる

歩き始めたみんなの背中を見つめながら

最後尾を1人歩く

廉｢気にすんなって！｣

背中をバチンと叩かれる

｢いっったいなー！

もう！

どうしてすく暴力ふるうの！｣

廉｢元気づけたってんねやん｣

ヘラヘラ笑ってる廉くんに文句を言ってたら

乃愛ちゃんがこっちを見てて

その雰囲気に体育館の裏に呼び出されたトラウマが頭をよぎった

廉くんの服の裾をギュっと握る

廉｢大丈夫やって｣

何が大丈夫なのか

ヘラヘラヘラヘラ･･

｢なんか廉くん見てたら考えるのバカらしくなる｣

廉｢なんも考えんでええやん｣

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