＊MilkyWayに憧れて2＊SH＊ (ページ32)

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乗り物なんてだいたい2人ずつのペアで

７人の私達はどうしたって1人余る

｢･･私待ってる｣

風に揺れるピアスとか

キレイに塗られたネイルを施した手が

紫耀くんの服をつかむたび

どんどん気持ちは沈んでく

海ちゃんが気持ちを察してくれて

場を盛り上げてくれてる

そんな海ちゃんに

星羅｢おもしろいねー｣

って私は海ちゃんまで取られた気持ちで

面白くない･･

一番後ろを1人で歩いてると

廉くんが来た

廉｢拗ねんなって｣

｢拗ねてない｣

廉｢桃山さんはなんで来られへんかったん｣

｢彼氏とデートだって｣

廉｢ふーん、顔ぶっさいくなってんで｣

｢元からですー｣

廉｢認めたやん｣

ケラケラ笑ってるけどさ

私は全然上手く笑えない

お化け屋敷に入る事になって

待ってるって言ったのに

海ちゃんと廉くんに無理やり引っ張られた

海｢行ってきまーす｣

入らないと行った女の子達に引っ張られ

2人と座った紫耀くんが手を振ってる

中に１歩入ると真っ暗で急に怖くなった

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