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side廉
ヤバイ
これヤバイやつや
朝学校の門をくぐると
派手に化粧をした３年生にAが引っ張られて行くのが見えた
すぐに紫耀にLINEして体育館裏の影で様子を見る
Aは転かされて座ったまま動かない
え、俺行った方がいい？
でも俺行って余計こじれへん？
聞くに絶えない言葉の数々に
あいつは泣くかと思っとったのに全然泣かず
けどその顔に温度はなく真っ青に見えた
紫耀はよ来いよ！
トーク画面を見ると着替えてダッシュで行くってすぐに返事がきてて
まだ着替えてもないんかよ！って舌打ちした
スカートの砂を払って立ち上がったAに
顔が生意気なんだよって肩をドンと殴り
後ろの壁に体が当たった
立ち上がっただけで顔が生意気ってなんやねん
あかん
絶対紫耀間に合わんやつや
これはこのままじゃあかん
廉｢お姉さんそんな下品な言葉使い紫耀は一番嫌いやと思うで？｣
全員が振り向いて
ハッとして俺から目を逸らす
廉｢そんな大勢で寄ってたかって･･あかんのちゃう？｣
ちょっと言うたら逃げるように去って行きよった
良かった···
廉｢大丈夫か？｣
｢･･あ、うんありがとう･･｣
廉｢手出せへんかったら見とこう思ったんやけどな｣
冗談のように言ってみたけどAの顔は怖さからか固まってた
･
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作者名：＊hana＊ | 作成日時：2022年1月15日 8時
