＊MilkyWayに憧れて＊SH＊ (ページ24)

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とうとう周りの視線に耐えきれなくなった

｢あの、、今日は打ち上げ行ってきたら？私帰るし･･｣

紫耀｢えー、でも･･｣

廉｢Aもこう言うとるしええやん！紫耀おらな盛り上がらんて｣

紫耀｢･･･｣

嫌そうにちょっと口を尖らせた紫耀くんが

紫耀｢じゃあ先行ってて、とりあえず駅まで行ってくる｣

って歩きだした

駅まで一緒に行き近くのベンチに座った

｢いつも自転車だよね？家近いの？｣

紫耀｢んー、チャリで20分ぐらい？｣

そんな他愛もない話をダラダラとして

気づくともう18時になろうとしていた

スマホを見た紫耀くんが

｢うわ！廉からスタ連されとる｣って笑って画面を見せてくれた

本当はもっと居たい

だって･･

さっきの今で全然実感なんてないんだもん･･

私なんて本当なら主役になれないモブキャラで

こんな王子さまみたいな人と付き合えるはずがない

けど皆待ってるから名残惜しそうにでも、そろそろ行こうかなって言われて

私は平野くんに手を振って電車に乗った

家に着くまで何度も何度も｢好きです｣と言われた場面を思い出す

きっと私は1人でニヤニヤしてる変な子で

それでも誰に何を言われようと

私は今幸せいっぱいで

駅から家までスキップで帰りたいぐらいだ

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