＊MilkyWayに憧れて＊SH＊ (ページ23)

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ざわつく教室

ひめいのような声もあがるけど

平野くんは気にしてないみたい

紫耀｢帰ろう｣

そのニコニコした顔に無言で頷く

きっと私の顔はニヤニヤしてるだろう

椅子から立ち上がったら

紫耀｢ごめんね桃山さん｣

さくらに謝った

さくら｢いえいえ！どーぞどーぞ！｣

さくらにグイっと差し出され

平野くんの後ろを、着いてく

さくら｢帰ったらLINEね｣

小声で言われまた無言で頷いた

廊下に出ると皆帰るところで

平野くんと並んで歩いてるとジロジロと見られてる

廉｢紫耀帰んの？打ち上げは？｣

紫耀｢やめとく｣

廉｢なんで行こうや｣

紫耀｢今日は行けへん｣

廉｢なんやねん女できたら途端に付き合い悪なんねんなー｣

廉くんの言葉にビックリしたような声や

悲鳴のような声が廊下に居た人のあちこちから上がり

下を、向いた

廉｢Aも一緒に行ったらいいんちゃうん｣

紫耀｢はっ･･？！お前なんで呼び捨てしてんだよ！｣

廉｢えーだってAがいいって言うたから、なー？｣

｢えっ？！｣

話の矛先が私に向いて

平野くんに見下ろされ口ごもる

｢良いって言うか･･なんて言うか、｣

紫耀｢じゃあ俺も名前で呼んでいい？｣

｢うん、いいよ｣

紫耀｢俺も名前で呼んで｣

｢うん｣

まっすぐな瞳にクラクラしてたら

廉｢お前らダァァッッッる！！！！そんなん誰もおらんとこでやれよ！｣

廉くんの言葉に恥ずかしくなって

また下を向く

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