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紫耀｢平野紫耀ですよろしく｣
高校生になると世界が広がるって言うけれど
私は狭い世界で生きてたんだなって実感した
同じクラスになった平野くん
自己紹介で名古屋から引っ越して来たって言ってた通り
時折言葉のイントネーションが関西の人っぽい
あ、名古屋は関西？関西じゃないのかな？･･
それにしてもキレイな横顔
こんなに格好いい人に初めて出会ったな
隣の席で、立ってる平野くんを見上げた
･
キレイだなと思う
カッコいいとも思う
だけど皆みたいに近づきたいとは思わない
だって私とは住む世界が違う人だもの
そう思っていた通り
隣の席なのに
平野くんとはなんら関わりを持つことなく
２ヶ月が過ぎていた
体育祭の準備が始まって
学校に残る事が増えると
教室の入り口に
見慣れない女の子が来て
平野くんを呼び出して行った
さくら｢あれは告白だね｣
あーやっぱりそうなんだーと思っていたら
いっちゃん｢この間３年生女子に告られたみたいだよ｣
３年生？！
そんな人気なんだねって
呑気に思って迎えた体育祭
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作者名：＊hana＊ | 作成日時：2022年1月15日 8時
