＊Lover’s Delight ＊短編 (ページ7)

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＊moonlover＊廉ページ7

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次の日の18時頃事態は急変

先輩からあとは何とかなりそうで

明日も休んでいいと言われ

手元に残った仕事を1時間で片付けAに電話した

待ち合わせ場所で久しぶりに見たAにずっと触れたくて

可愛くて我慢できずに手をギュっと握る

メシも食い終わって2人に流れる時間は落ち着いていて

あー、やっぱ俺にはAしかおらんなと思ったら

もう今すぐにでも連れて帰りたい

だけど久しぶりやから女の子はどっかに行きたいんやろうなーって目をつぶって考える

｢帰ろっか｣

廉｢え、久しぶりに会えたのに？お前信じられへんな｣

｢だって…廉疲れてるし｣

廉｢もっと一緒に居たーいとか言われへんか｣

いや、まさかほんまに帰りたいとか？

焦って言葉を繋ぐ

廉｢俺はAと居たいなー｣

廉｢まだ帰りたくないし｣

廉｢なんならもうこのまま家連れて帰ろうかと思ってる｣

うんうんと頷くAのテーブルに置いてた手を握った

廉｢どこ行く？映画？｣

｢廉絶対寝るつもりじゃん｣

2人笑いあって

結局家に連れて帰る

廉｢せっかく可愛い格好してきたのにどこも行かんで良かったん｣

｢うん、次の休みに行こうね｣

廉｢そやな｣

俺らにはまた次があるもんな

今日は疲れた体をお前のそばで癒させて

家に帰り昨日までの1人の淋しい殺風景なソファにAが座ってる

それだけで心が熱くなる

今はただ長く甘く見つめあおう

言葉はいらない

俺より小さいその体をギュっと抱きしめる

今まで我慢させた分

愚痴でもなんでも聞くからさ

もうちょっとこのままでいさせて･･･

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*終*