Love resume (ページ33)

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[Nishikido] ４ページ33

＜亮 side＞

【失って分かる】ってこういう事か…

いつからか、Aが側にいるのが当たり前になってて…

ウザいなんて思いながらも、隣で笑ってるのが当たり前過ぎて…

いなくなるなんて、考えもしなかった…

まだ間に合うんかな…

いや、あんなヤツに取られるとかありえへん

『横山くん、またな』

横「おう、またな」

Aの家へとバイクを飛ばした

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ『A…おらんの…』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ、ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ『ホンマにあいつとデート…』

もう泣きそうや…

諦めるしかないんかな…

とりあえず家に帰ろ…

玄関を背にしてポケットに入ってるバイクの鍵を手にした

「亮、急にどうしたの？」

後ろから声かけられて振り替えったら、玄関扉から顔出したAがキョトンとしとる

『えっ、おったん？』

「いたよ、お風呂掃除してたから出るの遅くなっちゃった、ゴメンね」

『今、ひとりなん？』

「え、そうだけど…」

『良かった…』ｸﾞｽｯ

思わず抱き締めてもうた…

「なんで泣いてるの…」

『A、バイト先におらんし…』ｸﾞｽｯ

「金曜、補講入っちゃったから…」

『あいつとデートって聞いたから…』ｸﾞｽｯ

「あいつ？」

『大倉…横山くんが言うてた…』

「えっ、大倉くん？彼女いるって言ってたよ…」

『そうなん？』

横山くん…もう…なんなん…

「ねぇ、亮？」

『ん？』

「…好きだよ…」

『…』

「昔からずっと…亮の事が好き…私には亮しかいないの…」

『A…俺も…』

言葉にする前にAが俺にキスしてきた

「ｴﾍﾍ…しちゃった」

顔真っ赤にして、はにかむA

『俺も好きや…A』

さっきのじゃ物足りなくて、角度かえながら何度も何度も…

もう二度と失わないように…ちゃんと捕まえとくからな

逃げんなよ、覚悟しとけ…A