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蓮side
「おかえり」
蓮「...ただいま」
「ん？」
蓮「なんかいいなあって。」
「なにそれ？笑」
蓮「なんでもない！笑 ...あのさ、」
店長が痣も見て気にかけて声をかけてくれたこと、事情を話して、もしもの時に協力してもらえることになったことを話した。
「ほんと、みんなに助けられてるなあ。」
蓮「勝手に店長に話してごめん。」
「ううん。あたしのこと思って、店長さんに相談してくれたんでしょ？ありがとう。」
蓮「...ねえ、痛い？」
「もう痛くないよ。」
Aの腕から見える痣が痛々しい。
「コンシーラー塗るとわからないんだよ？今日は、塗り忘れちゃった。」
蓮「...消えるのに時間かかるね。」
「うん...でも大丈夫。もう慣れたから。」
蓮「っ、そんなことに慣れちゃダメ。」
「っ！」
蓮「もっと早く出会えたらよかった(ボソッ」
「ごめん、聞こえなかった」
蓮「何でもないよ？独り言。」
「そっか」
この独り言が、ほんとは聞こえてるとは思ってなかった。
蓮「優真くん、眠そう。」
「食べながら寝ちゃうこと、たまにあるんだよね。笑」
蓮「そうなんだ」
食べながら、首がコクコクしてるから、ハンバーグに顔面ダイブしそう笑
Aが抱っこしたらすぐ寝たみたい。
蓮「帰ろうか」
「うん」
蓮「近いし、歩いて帰る？俺抱っこ変わるよ」
「ダメ、撮られたらどうするの？タクシーで帰るよ。これからお仕事でしょ？」
蓮「わかった」
「子連れと歩いてるところ撮られたら大変だから。」
蓮「俺は、」
「ダメだよ」
蓮「...」
...守りたい人がいること、
ちゃんとメンバーにも事務所にも話をしよう。
店「帰るのか？」
蓮「はい。ごちそうさまでした。」
「とっても美味しかったです！あの、蓮から聞きました。気にかけてくださって、ありがとうございます。」
店「いやいや。いつでもおいで」
「ありがとうございます。ごちそうさまでした。」
蓮「行こう。」
店「またな〜」
ガチャ
「まって、お金」
蓮「もう済んでるから気にしないで？」
「でも、」
蓮「いいの。俺が払いたいんだ」
「...ありがとう」
蓮「ううん。帰ろ。」
「うん。」
カシャッ
？「...見つけた。」
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作者名：mia | 作成日時：2023年2月6日 7時
