お隣さんは最年長の妹さん？！ (ページ2)

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蓮side

狭山さんが帰ってすぐ、ふっかさんから電話がかかってきた。

prrr
蓮「もしもし、ふっかさん？どしたんすか。」
辰「めめおつかれ〜。今、妹来たでしょ？さっき、電話あってさ。お隣目黒蓮さんなんだけど？！って。わら」
蓮「...え、さっき挨拶に来てくれた狭山さん、ふっかさんの妹さんなの？！」
辰「うん。結婚してるから苗字が違うけど。俺の妹。だから、怪しまないであげて。」
蓮「うん。もちろん。」
辰「さんきゅ。俺のところおいでって言ったのに嫌だって言うからさ～、セキュリティのいい安全なめめのマンションを薦めたの。まさかお隣同士だとは思わなかったけど！わら」
蓮「ふっかさんのところ？結婚してるのに？」
辰「...」
蓮「ふっかさん？」
辰「事情があってさ。」
蓮「...そうですか。」
辰「明日、Aのところ行くから顔出していい？あ、Aって妹の名前ね。」
蓮「いいですよ。夜なら居ます。」
辰「また連絡するね。」
蓮「はーい」

Aさんて言うんだ。
...訳ありなのかな。
旦那さん遠くで働いてるとかかな。

ピンポーン

狭山さんかな？

ガチャ
蓮「はい！」
「先ほどはすみませんでした。もしかして、兄から電話ありました？」
蓮「ありました。笑」
「驚いてすぐ電話かけました。」

ん？なんか下から視線を感じると思って、狭山さんの足元を見ると狭山さんの足にしがみつきながら俺を見てる男の子。
蓮「お子さんですか？
「そうです。優真って言います。2歳になったばかりです。ゆう、ご挨拶は？」
優「ちわっ！」
「あ、こら。こんにちわでしよ？」
蓮「ふふ、かわいい〜」

しゃがんで優真くんと目線を合わす。

蓮「はじめまして、めぐろれんです。」
優「たちゅのおともらち？」
蓮「呼び捨てなんだ笑、うん。お友達。」

言葉足らずでかわいい。目がくりくり。美形。

優「ん！」
蓮「うん？」

俺に向かって腕を伸ばしてる優真くん。

優「あっこ～」
蓮「あっこ？」
「抱っこのことです。ゆう、ままが抱っこしてあげる。」
優「んん、」
蓮「よし、おいで。」
優「きゃー！おっきねえ！」
蓮「ふふ、嬉しそう。」
「人見知りなのに...初めましての人に抱っこおねだりするなんて...」
優「まぁあ！おっき！ね！」
「ふふ。よかったね！目黒さんありがとうございます。」
蓮「...」
「目黒さん？？」
蓮「あ、すみません。」

笑った顔、めちゃくちゃかわいいんだけど。