あ 、 付 き 合 っ て ま す 。 R.Y

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( ryosuke side )









『えー…、前は一緒にやってたじゃん！』




あからさまにシュンとしたAに胸が締め付けられ、とりあえずトイレに逃げた。









……俺だって一緒にやりたい。





けど、Aって基本距離が近いんだよ！


…まぁ、それはいいんだけど




前に勉強するって俺の部屋でやった時、
普通机挟んで正面に座るだろ？









.









…Aは隣に座るんだよ！！




大きめの机だし狭くはないんだけど









Aはどう思ってるかは分からないけど、
“キス以上のコト”をしたことがなくて


色々と危ないわけよ。









.









とかいって、戻ったらオッケーしちゃうんだろうな









そんな事考えてると教室にたどり着き
『…あ、これが嫌がられる理由か』と独り言を言っていた




俺に背を向けて座ってる状態で
後ろからAの頭に手を置き




クシャクシャと頭を撫でた。









.









『わっ！…って涼介！』




頭を抑えながら振り向いた。




山田「口にジャムついてる。笑」

『えっ！嘘！』




鏡を見ながらチェックしている彼女を見ながら
｢テスト勉強いつやる？｣と聞いた。









.









『いいの！？』

山田「うん。嫌だって言ったらAが残念そうな顔してたからさ」

『そんな顔してない』

山田「してましたー！


…あ、そうだ。」




俺が思い出したように声を出せば
了承したことが嬉しかったのか
『何！？』と身を乗り出した。









.









.









山田「俺に何されてもいいっていう覚悟で来いよ？」









『………え？』




と、間抜けな声を出したAに笑顔を向けた。









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