俺らのすばる2nd

アーセナルとすばる ページ34

Arsenal side




小学生になった今も
すばるは俺と寝ている。


す｢アーセナル...｣

Arsenal｢まだ1人で寝られへんのか｣

す｢アーセナルおらな嫌や｣




大好きな亀のぬいぐるみを持って
あらかじめ用意しておいた敷布団のそばに寄る。




す｢ここで寝てもええ？｣

Arsenal｢ええよ。ここはすばるの特等席やから｣



そう言うと嬉しそうに笑うすばる。




可愛い。




愛くるしいからつい甘やかしてしまう。





Arsenal｢ゆっくりここで寝たらええよ｣

す｢うん！アーセナルの横が一番安心すんねん｣

Arsenal｢そうか...｣



一度も言われたことのない言葉。



やから嬉しい...






す｢アーセナル、そういやエースがな、女の子と付き合う時はちゃんとコン...なんやっけ...何たらドーム持っとけって言われてんけど、アーセナル知ってる？｣




純粋な目でそんなことを聞いてくるすばる。




エースの野郎...



なんてこと教えてんねん。




Arsenal｢ちょっと俺にはよう分からへんな。エースあほやから何かと勘違いしてんねやろ。すばるはそんなん気にせんでええからか｣

す｢そうなん？...じゃあ気にせんとく｣




素直なすばるは俺の言葉を信じた。




ほんまにエースは...




まぁすばるもいずれは知ってくんやろうけど




今はまだ汚したくない。





このままのすばるでいてほしいねん。





す｢アーセナル...眠くなってきた｣

Arsenal｢あぁ、もう遅いから寝な｣

す｢ん。おやすみ、アーセナル｣

Arsenal｢おやすみ、すばる｣





すばるがこれからも
ゆっくり寝れますように...。






end

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