いもうと２ (黒 × 紫 × 赤) (ページ4)

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四十九日ページ4

すば子side

安｢ほほぉ～。なるほどねー。とうとう信さんも言うたか｣

｢信さん？そんな呼び方してたっけ？｣

安｢ん？何かいろんな呼び方してもおもろいやん？｣

学校終わりに安子が家まで来てくれた。

溜まってた課題とかプリントも一緒に。

で、今の話に至る…

｢信ちゃんのことも、侯くんのことも好きなの。お兄ちゃんとして…。でもときどき心が温かくなるときがあって、それもお兄ちゃんとしてなのかな？どうなのかな？って思う時がある｣

安｢うーん…それはどうなんやろね～。一緒にいてると心地よくなったりはするやろうし…それを恋ととるか、とらんか…｣

恋か…

安｢錦戸くんは？どうなん？｣

｢好きにはなってないと思う。普通にクラスメイト…かな｣

安｢そこの違いやない？信さんや侯隆さんのことも、お兄ちゃんとしか思えへんならそれまでやと思う｣

その違いか…

｢ありがとう。何か分かった気がする｣

安｢考えすぎは身体に悪いで！｣

｢せやな…ありがとう、安子｣

よしよし！って安子になでなでしてもらうと

ぶわっと今まで溜まってた涙がまた溢れ出てきた。