俺らのすばる

Jacky ページ22

Jacky side


今日は俺とジョニーとすばるとお留守番


他の奴らはそれぞれ用事があるみたいで
出掛けとる。


それにしても...



Johnny｢すばる、あーん！｣

す｢あーん｣

Johnny｢美味しい？｣

す｢おいちー｣

Johnny｢良かった♪｣


ジョニー、あんだけムスッとしてたのに
今日はめっちゃ機嫌ええし


すばるを自分だけのものに
出来るからやろか…


す｢なあ、あーしぇなるは？｣

Johnny｢...｣


すばるがアーセナルの名前を出した途端
顔がこわばったジョニー


Jacky｢おい、ジョニ...Johnny｢アーセナルは...
もう帰ってこおへんよ｣

す｢え...｣

Jacky｢ジョニー！お前なんてこと言うねん！
すばる、大丈夫やからな。アーセナル戻ってくるから。｣


ジョニーの言葉を聞いて
唖然とするすばる

そりゃそうよな。
いきなり帰ってこおへん言われたら
びっくりするよな。



すばるにとってアーセナルは
なくてはならん人になってるんやから。


す｢な...んで。あーしぇなるもすばをすてたん？オカンもすばをすてたのに...ﾋｯｸ｣


Jacky｢すばる...｣


気づいてたんやな。
何で自分が今ここにおるのか。


でも一つだけ間違えとる。

Jacky｢すばる、オカンはすばるを捨てたんちゃうねん。守ろうとしたんやで。そのためにすばるを俺らのところへ預けてくれたんや。やから責めたらあかんで。｣


もしかしたらもうすばるを引取りにはこおへんかもしれん。

でもそれでも
このまま捨てられたと思って生きていくのは
違うと思う。


す｢うん...っ...すば、つよくなりゅ｣

Jacky｢うん、強くなろうな｣


泣きながら、強くそう言ったすばるを
俺は抱きしめた。








それにしても...


ジョニーは何でこんなこと言うたんや。

いくらすばるを自分のものにしてくても
傷つけてええもんちゃうやろ...


昔から少し変わったところあると思ってたけど
最近は特におかしい。

仕事で女性と会わなあかん事が多いから
ストレスとかたまってんのかな...


少し休ませた方がええか...



Jacky｢ジョニー、お前少し休め｣

Johnny｢うん...頭痛いし、そうするわ｣

Jacky｢ゆっくり休み...家事のことは気にせんでええから｣


ジョニーは作り笑いしながら
２階の自分の部屋へと上がっていった。


ゆっくり休めたらええけど...


Jacky｢さあ、昼ご飯の準備でもしよか...
すばる、何がええ？｣

そう言って先程まですばるがいたソファーへと目をやるとそこにすばるの姿はなかった

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