俺らのすばる

Arsenal ページ20

Arsenal side


す｢きゃはは。あーしぇなるとジョニーへた！｣

Johnny｢絶対俺の方がうまいって！アーセナルのそれ何？雪だるまちゃうやん！｣

Arsenal｢はあ！？これはどっからどう見ても雪だるまやろ｣

Johnny｢違うよね〜？すばる｣

す｢かたちがへん！｣

Johnny｢すばるの雪だるま可愛いね｣

す｢んふふ｣


時折、指を気にするすばる。

手袋してるのに、どうしたんや。


Arsenal｢すばる手 気になるか｣

す｢ふぇ？｣

ジョニーが不思議そうに俺を見る


す｢おててちゅめたい｣

さしだされた手を握って見る


確かに手袋はしているが
雪が染み込んで冷たさを感じるほどになっている。

そろそろやめさせた方がええな。
体も冷えきっとるし。


Arsenal｢すばる、そろそろ部屋戻るか
寒いやろ。手も冷えてきとるし｣

す｢うぅー。やだもうちょっと！｣

Johnny｢あーすばる泣かんでや｣

Arsenal｢また出来るから、な｣

す｢うん...｣


子供の扱いに慣れてきたな。

これもエイトのおかげや。



俺はすばると手を繋いで家の中へと入って行った。

リビングでは残りのメンバーが
揃って談笑していた。


Mac｢あ、もう終わり？｣

Johnny｢すばるの体が冷えてきたから｣

Jacky｢ほな、そこの暖炉使うてええで｣

Gum｢懐かしいな〜みんなでここ来た時に買ったやつ！もう全然使うてへんけど(笑)｣

Toppo｢エアコンもあるからね〜｣


視線を感じて振り向けば
エースがこっちを見ていた。

Arsenal｢何や、エース｣

Ace｢今日、店あんねんて。すばるの面倒、俺かアーセナルが見ることになってんけど、すばるのこと可愛がっとるし、すばるもアーセナルがええと思う｣

Arsenal｢何が言いたいねん｣


俺にやらせたいだけやろ。


Ace｢やから、アーセナル頼むわ｣


ほらな。


Arsenal｢別にええよ｣


子供の面倒みるのは慣れた。

それにすばるを見てると

少しだけ昔の自分に似てる気がする...



Arsenal｢...｣

すばるの頭を撫でてやると
オレに抱きついてきた。

す｢ん〜だっこ｣


こういう甘え上手なところは
俺とは正反対やけどな。

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