おあいこ_kwkm ページ2
※ちょっと過激かもしれません
それは昨日のことだった。オフィスで書類の整理をしていた時、川上さんが入ってきた。
「A、それ持つから貸して」
「いえ、大丈夫です…」川上さんに、こんな重い物を持ってもらうわけには行かない。
「絶対大丈夫やないやろ」「へっ…?」
後ろを見ると、さっき積んでいた書類がひっくり返ってくる。
「ひゃあああ!」慌ててよけると、持っていたものたちが転がる。それに躓いて、川上さんと一緒に転んでしまった。
気がついたら、川上さんの顔が目の前にある。近いっ、ムリ...
「あの、すみまs」言いきる前に川上さんに抱き寄せられ、唇に柔らかいものが触れた。それがキスだと理解するのに数秒かかった。
「え、ちょ、川上さん!?」
私があたふたしている間にも、どんどん川上さんの舌が入ってくる。
「んんっ……はあっ……」
やっと解放され、私は床に転がったまま動けなくなってしまった。
「ごめん、やりすぎた」
そう言って私を抱き上げてくれる川上さん。その顔は真っ赤に染まっていた。
「……責任取ってください」
「もちろん」
私も、川上さんの首筋に吸い付いた。
「痛っ」
川上さんの声を聞きながら、赤い跡をつけたことに満足する。
「これでおあいこですね」
「ほんと、ずるいわ」
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作者名:ねーこ | 作成日時:2023年6月11日 16時