太陽なキミ３ (ページ35)

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大倉side

みんなと一緒にwestビルへ到着すると、そこには警察の人がたくさんおってすごいことになっていた

俺はヤスの姿を探した

警察の人に抱き抱えられてヤスは助け出されていた

俺はその姿を見て思わず大きな声で呼ぶ
こっちを見て小さな声やったけど、俺の名前を呼んだのが分かった

ホンマはそのまま駆け出して抱きしめたかったけど、信ちゃんが話ししてたから我慢して待つ

話が終わったみたいで、信ちゃんに背中を押されたヤスがゆっくり歩いてくるから思わず駆け寄って人目も気にせず抱きしめる

大｢ヤス！｣

安｢たぁ……くん……｣

大｢ヤス、怪我はしてへん？痛いところは？大丈夫？｣

俺は矢継ぎ早に質問をする

小さな声で
安｢だぃ…じょぅぶ………｣

そう答えると俺の背中にギュッと腕を回してくる

俺たちはしばらく抱き合ってお互いの温もりを確かめ合う
ホンマに目の前におるんがヤスなんやって、やっと安心できた

それからそっと身体を離して

大｢ヤス、みんながな心配してたんやで？｣

ヤスは周りを見渡す

安｢みんな…………｣

亮｢章ちゃん……｣

安｢亮……ごめん……｣

亮ちゃんはツカツカと近寄ってきて
パシッとヤスの頬を叩いた

大｢亮ちゃん？！｣