ずっと好きだよ。[西島隆弘]

36:隆弘side ページ36

〜隆弘side〜








先:じゃあ今日は、バスケットボールをするからー…









先生が今日の授業の説明をし出したのを確認して、









隆:…なぁ、日高。









日:ん？









俺は準備体操をしている時から気になっていた事を聞いた。









隆:あのさ、隣で体育してる女子のクラスって…。









日:…あぁ、さっきお前が美人だー♡気になるー♡って言ってた女子達のいるクラスだよ。









隆:いや。俺そんな言い方してないやん。









何がー？？ってとぼけた顔をしてるコイツは後でなんとかするとして…。←









さっきからなんかあの子の様子が変なんだよな…。









なんか、足元がおぼつかない感じで、フラフラしてる。









すると、その子の体勢がいきなり前にグラついて、









隆:……っ！危ない……っ！！









俺がそう言った時にはもうその子は体育館の冷たい床の上に倒れてしまっていて、









そして、さっきも廊下でその子と一緒に居た美女2人がその子の側に駆け寄る。









？:っ！！杏香っ！！









？:先生っ！！！！杏香がっ…！って、先生がいない…！！どうしようっ、実彩子！！！！









？:っ……！！なんでこんな時に先生が居ないのよっ…！！！！









そんな顔を真っ青にした彼女達の声を聞くよりも先に、









俺は彼女達の方へ駆け出していた。

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