9.昂りすぎでは ページ10
痛いのと、先輩の愛の大きさを目の当たりにし嬉しいのとでよくわからなくなってだんだん死んできた私の表情に気づき、般若のようになっていたA先輩の顔がいつもの美人に戻っていく。
「ごっ、ごめん!涼介のことになると感情が昂って!痛かったよねごめんね!でもまじ涼介私のもんだからさぁ、そう思うよね⁉早く諦めろ涼介のこと好きなやつ早く諦めろ!」
「すっ、すごい思います」
「アッ、殺せばよかったかな?あの目、潰してやればよかったかな?」
「それは人間としてやめた方がいいと思います…」
「あああまた昂っちゃった!ごめんね!」
かわいい。
じゃなくて、生徒会、入るつもりなかったけど…
私みたいに中学校で生徒会長やってたような人たち10人に声をかけて、全員だめだったってことだよね?
それ、このままいくと人手不足に陥るんじゃ…
「あの、まだ何人か声をかける予定のある人っているんですか?」
「ううん。君が最後の望みだった。よかった!涼介のことただの顔面がいい奴って思ってくれてる子がいて!もう全人類涼介に恋しちゃうぐらい外見も中身もイケメンだからほんとどうしようかと…!」
なんか、もう入る流れになってるし、すでにA先輩が山田先輩にデレすぎて私にとっては最高のご褒美状態。
「あの、私なんかで良ければ、生徒会入らせてください」
「わぁありがとう!涼介好きになったらクビだけど、大丈夫だよね!よろしく!」
そのよろしくは、生徒会の一員としてか、山田先輩を好きになったら殺すからそこんとこ肝に銘じとけよ、という意味か…
今度こそ柔らかい握手をし、先輩は笑顔で帰っていった。かわいい。
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黒猫0810 - 面白すぎです!!応援してます!! (2018年10月31日 21時) (レス) id: 9d1b554a45 (このIDを非表示/違反報告)
苺一会 - すごく面白かったです!!更新頑張ってください!!! (2018年10月31日 3時) (レス) id: 5adfb41009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真春 | 作成日時:2018年10月26日 21時