6.愛しのチビパンマン ページ7
Aside
ある日のこと。
「あの…!彼氏いるのも知ってるし、ラブラブなのも知ってるんですけど!好きです僕と付き合」
「あれ、知ってるなら手っ取り早いじゃん。ごめんね涼介以外無理」
「いや、あのせめて最後まで聞いてくださ」
「ごめん無理」
「っじゃ、じゃあ友達からっていうのはど」
「友達なんていらない。涼介がいればいい」
珍しいな。
涼介が前私に告白してきた人ぶっ飛ばして以来、告白されなくなってたのに。
この子ハート強いのかな。
だが残念なことに、私の恋人はただのイケメンではないのです。
「なっ…!で、でも」
「あの、貴方を見殺しにしたくはないから言うんだけど」
「へ?」
「そろそろこの場から____」
言い終わらないうちに、突然現れた黒い影。
パッと出てきてダンっと踏み切って高く跳んだと思ったら
「ぎゃあああああ」
「てめぇなに人の女に勝手にせまってんの?ああん?」
やってきましたチビパンマン!!
告白してきた人に飛びついて羽交い締めにしている。
あれ、チビパンチじゃないんだ…見たかったな…
「お前今失礼なこと考えてるでしょ」
「え?なにチビパ…涼介」
「いや!なに言おうとしたんだ今!」
その前にその人放してあげなよ。死にそうな顔してるよ…
今度は首を締めながら平然と私に突っ込んでくるので、ほぼ空気と化した被害者の彼に哀れみの目を向けておく。
「Aさん…た、助け…」
「これに懲りたら、もう私に近づかないでね…私殺人現場の目撃者とかめんどくさいからなりたくない。てことでさようなら!」
「えっま、待っで…じぬ"…」
「ほら涼介も! 」
「クソっ殺したりねぇ…もっと…もっとそのスクリームをきかせろよぉ…」
嫉妬で頭狂ったな。大丈夫かこいつ。
ただ、前回といい今回といい、暴力行為は生徒会の人間として見過ごせない。
しかも彼は生徒会長。いつ後ろ指をさされてもおかしくないんだ。
「もうこんなことしないでよ!前も言ったけど!」
「だって体が動いちまうんだもん」
「動いちまうんだもん♥じゃねぇよきんもちわりぃ」
「Aちゃん?お口が悪くないかい?」
でも、形はいびつだけど
この異常さが私はとても心地がいいんだ。
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黒猫0810 - 面白すぎです!!応援してます!! (2018年10月31日 21時) (レス) id: 9d1b554a45 (このIDを非表示/違反報告)
苺一会 - すごく面白かったです!!更新頑張ってください!!! (2018年10月31日 3時) (レス) id: 5adfb41009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真春 | 作成日時:2018年10月26日 21時