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1.生徒会会長と副会長 ページ2

「今日という日を一歩目に、新しいことに挑戦してほしいです。私はこの高校で、夢が見つかりました。失敗を恐れないでください。努力は必ず誰かが見てくれています。」

「皆さんの可能性は無限大です。僕は最高学年として、そして生徒会長として、精一杯皆さんの応援とサポートをしていきます」




今日は、待ちに待った高校の入学式。

学校の近くのちょっとした劇場をお借りして入学式をしている。

この高校は生徒数が多く、式典ができるほどの広さの施設がないのだという。




ステージでは、めちゃめちゃイケメンな生徒会長とめちゃめちゃ美人の生徒会副会長が私たちにエールを送ってくださっている。




それにしても

こんな人間離れした人たちいるんだなぁ…




「在校生代表、生徒会会長 山田涼介」

「生徒会副会長 山佐A」




2人がお辞儀をし、拍手が起こる。

____と、その瞬間




「涼介ーーーーーー!!」

「かっこいいーーーー!」

「愛してるよーーー!!」

「山佐さーーーん!!」

「かわいいよーーーー!!」

「付き合ってーーーー!!」




劇場を割らんばかりの、悲鳴、絶叫、そして愛の言葉……




私はもちろん、周りの新入生はみんな固まり、何が何だかわからない。

なに、この下品な入学式…?




ふとステージの方を見ると、会長も副会長も怪訝な顔をしている。そりゃそうだよ…!!こんなのダメだって!

先生たちも生徒を必死になだめている。




だが、私には聞こえてしまった。人間、一つのことに集中すればできないことなどない。

それは聴力もしかり。




「よかったね。ブスにモテてるよ?」

「お前こそ。顔だけが取り柄なんだからそれに気づいてもらえただけでも幸せだよな」

「あれ、ここにもブスがいる」

「ざんねん俺は中身までイケメンだから」

「どこが。全ブス」

「全部とブス混ぜていい感じに言ってんじゃねーよ」




ステージ上で小声で罵倒しあう2人。




「あーあ…全ブスと付き合ったの間違いだったわ…」

「そりゃこっちの台詞だチビ」

「涼介もチビでしょうがぁ!!」




なんだ、なんなんだあの2人。このイカれた入学式で、平然と夫婦コントをやっている…

2.ラブ・ブラック・オーラ→←Prologue



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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黒猫0810 - 面白すぎです!!応援してます!! (2018年10月31日 21時) (レス) id: 9d1b554a45 (このIDを非表示/違反報告)
苺一会 - すごく面白かったです!!更新頑張ってください!!! (2018年10月31日 3時) (レス) id: 5adfb41009 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真春 | 作成日時:2018年10月26日 21時

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