Time Stranger(第１章) (ページ6)

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案内されたのは広い部屋だった
ギラギラしてゴージャスな感じではなく、落ち着く雰囲気のお洒落な部屋だ

「どう？ジュンが全部選んだんだよ！」

センスいいよねぇー
マサキは自分のことのように誇らしげだ

「確かに。素敵な部屋ですね」

「すっごい落ち着く」

サトシとカズナリの反応にマサキは満足そうに頷く

「ね！いいでしょ！さすがオレの弟ちゃんだわー」

「弟？なんですか？ジュンさんって」

ぽろっと出た言葉にマサキはしまった！と口を覆って苦笑いした

「双子なんだよね…ジュンは嫌がるんだけど。オレら似てないかな？」

「うーん…」

実はカズナリもジュンとマサキはやけに仲が良いな、と思っていた

が、本人たちも言ったようにふたりはあまりに似ていないのでまさか兄弟だとは…

「ちぇー似てないってよく言われるんだよね」

ぶーっと膨れたマサキを見てカズナリがクスリと笑った

「マサキさんはジュンさんがお好きなんですね」

「ふへへへーまぁね」

あ、それから

「オレのことはマサキでいいから！」

さん、とか堅っくるしくない？

そう言ってマサキはニコニコと笑う

「わかりました、じゃマサキで」

「敬語もナシー！」

「これはクセなんで」

「そうなんだ！かわってんなー」

楽しそうに話す2人の様子をサトシはじっと見つめていた

「なんだよぉ…」

会話に入れません