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佐久間くんとわたしは
周りがどんどん泥酔していくのを見て
未成年でどシラフの私たちは面白がるという
別の楽しみ方をしている。
『ねえ、根谷さんがヘラヘラしてんだけど笑』
「うっわ本当だ笑、やべーおもれーな笑」
あれだけ身だしなみに気をつけていた
女の上司も今じゃ乱れまくってるし笑
そろそろ辰哉のところ行こうかな〜なんて
考えていた頃、隣の卓の会話が聞こえてきた。
"美玲はもう深澤の女だからなー"
……深澤の女？
同じタイミングで耳に入ったであろう佐久間くんも
私の顔を見てとても気まずそうにしている。
「美玲さんって…総務部でいちばん美人な…」
会話にでてきた"美玲"という人は
私たちの2つ上で、美人なうえに
仕事もよくできると有名な人だった。
"え！深澤と付き合ってんの？"
"さっき美玲が酔っ払って暴露してたぞ"
"おお、やるなーあいつ笑
俺も美人と付き合いてえー"
聞きなくない言葉が次々と耳に入る。
「もう出よっか」
佐久間くんのその一言で私たちは店を後にした。
家までの帰り道。
私は辰哉のことで頭がいっぱいだった。
散々思わせぶりなことしておいて
結局顔で選ぶんだ……
いやでも待てよ、好きなんて言われたことないし
ただの幼なじみだもん
私になにか言う権利ないか……
あーーもうなんで辰哉なんかに振り回されてるんだろ私
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
