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少し肌寒くなってきた12月。
もうすぐ忘年会の時期かあ…
経理部にある掲示板には
"忘年会の参加・不参加に必ず丸を"
と書かれた張り紙がある。
今のところ不参加に丸をつけている社員なんか居なくて
断れる状況でないことはあきらかだ。
未成年の新入社員にも容赦なく参加を求めるなんて…
周りに気づかれないように鼻でため息をつく。
隣にいた佐久間くんだけが
そのため息に反応をした。
「Aは行くのー？？？」
『行かなきゃ、だよね』
「まあでも総務部と合同らしいし
深澤もいるから同年代で楽しもうよ！！」
『総務部と合同！？』
たしかに人数の少ない経理部だけで行うとなると
ここまでおおごとにする必要あるのか？なんて思ってたけど まさか総務部と合同なんて……
……でも辰哉がいるなら行こうかな
なんて少しニヤついてしまった私は本当に単純だ
年越し前、最後の出勤日。
仕事が終わると、予定通り経理部と総務部による
合同の忘年会が開かれた。
総務部は経理部の倍の人数がいるため
お店は貸切で完全に上司が浮かれている。
「あっ！深澤みーっけ！」
佐久間くんの声に反応して辰哉を探しても
なかなか見つからない。
『どこにいるの？』
「今女性社員に囲まれてるわ〜笑
さすがだなあいつ」
『あ……ほんとだ』
女性社員が集まる場所を見てみると
輪の真ん中には鼻の下を伸ばした辰哉がいた。
な〜んだ、結局そうなるのか
『ま、いいよ私たちで飲もう』
「そだなあ笑 おっちーー！！」
私たちは上司と少し離れた場所で
目立たないように乾杯をした。
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
