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辰哉はしばらく私の肩に頭を置いたあと ゆっくりと離れて「タクシー呼ぶ」と携帯を出した。
『いいよ、まだ電車あるし』
「だー、いいのいいの」
そのまま流れで下まで送ってもらい 、辰哉が呼んだタクシーがタイミングよくマンションの目の前で止まる。
そして別れ際、彼は私の手を掴んでタクチケを握らせたあと「会社で会った時に返してくくればいいから」と優しく微笑んだ。
『生意気になったね』
「おまうるさ笑」
『ありがたく使うね』
「おう、じゃまた明日」
タクシーが角を曲がるまで両手で手を振って見送ってくれている姿が愛おしくて泣きそうになった。
彼の口から「また明日」って言葉が聞けるなんて……
突然いなくなったあの時のことは
私が思ってた以上にトラウマになってたんだなと感じる
タクシーに乗ってしばらく経った頃
携帯の通知が鳴った。
ひかるちゃんと自分に正直になれよ
……ひかるくんには嘘がつけないな
こんな抽象的な文章でも
私には彼が何を伝えたいのか理解できた。
Aちゃんとお別れしてくるね
私はそう返事をして 不在着信が残っているしょうたとのトークを開いた。
A今度話したいことがある
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
