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職場を出ると見慣れた紺の車が止まっていて、その車にもたれかかるようにしょうたが立っている。
『お待たせ』
「うん、遅かった」
相変わらず素直で無愛想だけど 紳士に重い荷物を持ってドアを開けてくれている。
『今日部長が機嫌悪くてさぁ』
「雨だから頭痛かったんじゃない？」
『しょうたも頭痛かった？』
「うん、すごく」
お互い進学せずに就職する道を選んだから
仕事の相談や愚痴が止まらなかったりするけど
この時間は今の私にとってとても大事な時間。
それに運転しているときのしょうたは、いつも眠そうな顔とは正反対でギャップがあってカッコイイんだ。
思わず携帯を取り出してその姿を写真におさめようと画面を開く。
そこにはさっきの開いたままだった辰哉とのツーショットの写真が残っていた
ああやってまた突然居なくなられてしまったら
こんな幸せな写真がまたトラウマになる。
勢いで出したスマホをそっとカバンにしまって
しょうたの運転姿を目の裏に焼き付けた。
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
