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youside
『ふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜』
やっっと帰れる！！！
新社会人。春が終わって夏が終わってもうすぐ秋になるっていうのに まだまだ慣れない毎日にぐったりしている。
高校卒業して周りが大学やら専門学校やらに進学を決めるなか、私は就職の道を選んだ。
特にこれ以上学びたいことなんてないし 早くお嫁さんになって主婦になりたい、なんて呑気なこと言ってたっけ。
残業が終わってしばらく携帯を見てると、写真の機能によって勝手に"1年前の今日"と題された写真が出てきた。
___はーあ、見たくもなかったのに
それは学校の屋上で花火を見ながら撮った、辰哉とのツーショットだった。
彼の転校を知ったのは 既に居なくなっていた朝のHRの時間。担任の先生に「仲良しな子がいなくなって残念だな」と声をかけられた。
何も知らない私は、はて、という感じだったが その意味をすぐに理解することになる。
"ふっか転校したんだって"
"ええ嘘！だから置き勉たちもないんだ！"
廊下で聞こえてくる会話を聞いて私は唖然とした。
もちろん電話もかけたしメールもした。
それでも彼からの連絡はない。
しょうたに聞いても「詳しいことは知らない」の一点張りだったし 私の家族も誰1人知らなかったと言う。
せめて私には言ってよ……
しばらくの間ショックから立ち直れなくて
辰哉の連絡先はぜんぶ消した。
ただ1年経った今でも この写真だけは消せないでいる…
しょうたもう仕事終わりそう?
写真の上に来る通知は付き合って半年になるしょうたからのLINEだった。
高校の卒業式、帰り道に突然告白してくれたんだっけ。
その時は驚いたけど、辰哉が居なくなって心に空いた穴を埋めてくれたのは、常に傍にいてくれたしょうただった。そして私はその場でOKをした。
無愛想で冷たい時もあるけど どんな時もちゃんと言葉にして伝えてくれる。
A今終わったところ
しょうた了解、車で行く
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
