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youside
♪♪♪♪♪♪♪♪
やっっばい、今日も遅刻だ
私は本当に朝が弱い。
毎朝毎朝バタバタしながら学校へ行く準備をするから
授業の忘れ物なんか日常茶飯事だ。
『行ってきまーす！』
台所で弟のお弁当を作るお母さんには聞こえないだろうなあ
……ってやばい、また間に合わない。
今日も駆け足で家を出る。
『おー辰哉！今日も後ろ乗せて！』
私の家の前で自転車にもたれかかり
スマホを触ってるのは
隣の家に住む幼なじみの深澤辰哉。
「や、お前が漕ぐんだよ！」
『はぁ〜？またぁ？』
なんで彼が私を待っているかと言うと、、
この前の試験で勝った私を
自転車の後ろに乗せなきゃ行けない罰を受けてるからだ
とは言っても毎朝私がギリギリだから
その罰として私が漕ぐはめになっている。
……これも彼の作戦のうち……？
試合に勝って勝負に負けたとはこのことか。
「だ〜、遅いよ！これじゃ遅刻しちゃうなあ」
『るさいな！女の子に漕がせるのがおかしい！』
まあこんなこと言ってるけど
実はこの時間が好きだったりするんだ。
生まれた病院も血液型も年齢も
全部同じなはずなのに
同性の友達数人しかいない私に対して
辰哉は毎日男女に囲まれてワイワイしている。
彼とゆっくり話す時間は学校外でしかない。
辰哉には「なんで学校だと他人のフリするわけ？｣なんてよく言われる。
当たり前じゃん。
学校での辰哉はまさにキラキラ男子高校生。
学校着いた途端に友達に囲まれるような人だ。
私と辰哉じゃ生きてる世界が違いすぎるもん。
だからそんな時は決まって『私は陰キャだから』と返す。
それに、私が彼と幼馴染じゃなかったら
絶対に関わることないような位置にいる。
「ま、俺は輝いてるもんな！」なんてやかましい返事が返ってくるけどね。
小さい頃は私と結婚する！なんて言ってくれてたのにな笑
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
