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Fukazawa side
「ふっかぁ〜♡今日放課後カラオケ行こうよぉ」
「おーー、いいねえ！
……って、今日用事あるんだったわ、悪ぃ」
今日もクラスの女たちはベタベタ触ってくるけど
正直俺は潔癖症なうえにうるさい人は得意じゃない。
…まあ口には出さないけど。
通称 "なべ "こと、"渡辺しょうた"は俺と似ていて
誰とでも上辺で仲良くできるタイプだから
いつも2人でうまく逃げている。
「お、Aが来てる」
今日の授業が終わって速攻なべと帰ろうとすると
Aが俺のクラスを覗いてるのを見つけた。
「俺の教科書じゃね？」
「なべに返しに来たのか」
そういえばアイツ、なべに数学の教科書借りてたっけ。
「俺が行ってくる！なべはここで待ってて！」
なべは何も気にせず「おう〜」と返事をして、俺はAが覗いてるドアとは違うドアから教室を出た。
そしてAの背後から「わっ！」と手を付けて驚かす。
『きゃあ！……もうっ本当にガキ』
「ふは、ウケんだけど笑
お前もそんな声出せんだな」
『うるさいなあ。
ねえしょうたくんいない？』
「え？なんでなべの下の名前知ってんの？」
普段俺のことなんて『お前』とか『あんた』呼びだから、なべが下の名前で呼ばれてるのに少しモヤモヤした。
『教科書に書いてあったから…あっ！いた！』
「ちょっと、待って」
なべを見つけて走ろうとするAの腕を掴んで思わず引き止める。
「俺がなべに渡しとく」
『なんで？……まあいいや！ありがとうって伝えておいて！』
Aはヤキモチを妬く俺を特に気にもせず『じゃあね！』と言ってスカートをヒラヒラさせながら去る。
俺は頭を掻きながらため息をついた。
自分かっこわりいな
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ねぎ(プロフ) - ゆーりんちーさん» とても励みになります、ありがとうございます(；＿；) (2022年7月30日 13時) (
レス) id: 16c272aa68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーりんちー - すっごいドキドキしながら読んでます♪次も楽しみです (2022年7月30日 11時) (レス) @page13 id: 4b30b08088 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ
| 作成日時：2022年7月29日 3時
