【GIANTS】短編集5

☆成長［石川慎吾］ ページ39

美桜(みお)→石川家長女
開幕前のお話です
_____









夜遅く慎吾が帰宅してシャワーを浴びている間









ふんふふ〜ん♪









資料を眺めながら慎吾の応援歌を鼻歌で歌う









美桜の保育園入園に関しての資料









もう入園かぁ









美桜はもう寝ちゃっていて出来るだけ静かに









石「俺の応援歌が聞こえるー」









お風呂から上がった慎吾も









どこか小さな声なのは美桜のためかな









そのまま私の隣に腰掛ける









石「保育園のやつ？」









「そうそう、書かなきゃいけないのもあるからさ」









確認しながら分別中









するとそこへ









美桜「パパ、ママ」









眠たそうな声眠たそうな顔でリビングへ来た美桜









石「あ、起こしちゃった？」









慎吾は小さな体を抱き上げると自分の膝の上へ









私は美桜の少しぼさぼさな髪の毛を整えてあげる









美桜「んふふ」









にんまりといった表情で満足そう









石「美桜もう保育園やで？友達作らな」









タオルで自分の頭を拭きながら美桜に話しかける









美桜「お友達いっぱい作る！」









真上にある慎吾の顔を見上げて両手を広げる美桜









「何人ぐらい出来るかな？」









美桜「4万人！」









石「多すぎやろ笑」









きっと野球中継でよく聞くドームの入場者数なんだろうな笑









石「お友達できたら教えてや？」









美桜「うん！」









保育園を楽しみにしているようで良かった









もう保育園か、なんて思ったけど









きっとそのうち









もう小学校、中学校、高校









どんどん成長していくんだろうな









美桜「美桜はお友達作るの頑張るから









パパはお仕事頑張ってね」









石「美桜とママのためならなんでも頑張るで」

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