【GIANTS】短編集5

☆ペアリング［宮國椋丞］ ページ3

柚葉(ゆずは)→宮國家長女

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「慎吾くん、本当にごめんね」





石「全然ええですよ！な、柚葉ちゃん」





柚葉を見て笑う慎吾くん





今日は柚葉を慎吾くんたちに預けて椋丞とお出かけ






「慎吾くんのお邪魔しちゃだめだよ？」





しゃがんで柚葉の頭を撫でる





柚葉「しゃち！」





謎の返事と敬礼をする柚葉





宮「なんかあったら電話して」





石「早く夫婦でいちゃらぶしてきてください！」






慎吾くんはそう言って軽く椋丞を殴る







宮「笑)いってきまーす」
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お店の並んだ少しおしゃれな道









「なんか2人きりって久しぶりだね」









宮「だね」









椋丞の方を見るとくりんとした目と目が合う









宮「思ったんだけど、それは手を繋がないって意味？」









遠慮がちに聞く椋丞が指をさす先は私の手









斜めがけしているバッグのひもを握っていて









「あ、全然、ちょっと緊張しちゃって」









ぱっと手を離すと









宮「じゃ、この手もーらい」









右手を取られて握られる









言葉や口調からじゃ伝わらないけど耳はたしかに赤くて









なんでか嬉しい









宮「あ、ここ」









椋丞が立ち止まったお店









ジュエリーショップというかアクセサリーショップ









高級そう…









宮「ペアリングを買おうと思います」









「はい！」









宣言を受けお店の中へ









宮「お金とかAに任せてるけど、今日は贅沢しよ」









普段、無駄に物を買うな！って言ってること気にしてるのかな









ガラスの向こう側でキラキラと輝く指輪たち









全部きれい…









「こういうの…憧れだった」









結婚指輪もあるけどお揃いのものはやっぱり嬉しい









いつもは見ることのない輝きに釘付けになっていると









頭をそっと抱き寄せられて









宮「好きだよ」









私にしか聞こえないくらいの小さく


自分で言っておきながら顔を隠す椋丞









照れるんならやらなきゃいいのに









ペアリングは椋丞がゴールド私がシルバーで









内側には









椋丞のに私の生年月日
私のに椋丞の生年月日









店員さんに『らぶらぶですね』と言われた時は本当に恥ずかしかった
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柚葉ちゃんと選手たちのお話は明日更新予定です

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