【GIANTS】短編集

可愛い［小林誠司］ ページ5

あなた→「」 小林選手→小「」



トントントン



朝二人分のご飯を作るこれが私の日課
一つは私もう一つは誠司さん



ふっくらと炊けた白米と
豆腐の味噌汁、鮭の塩焼き



あは、日本食のオンパレードや〜笑



誠司さんはいつも完成した頃
ぴったりと起きてきて箸やら
何やら机に出すのを手伝ってくれる



はずなんだけど、今日は起きてこない
物音一つしなくて
死んでる？笑笑



様子を見に行くとベットのふちに
座ったままボーっとしているではないか



少し優しく



「どうしたの？」



と声をかければ



小「Aんー、」



って両手を広げる
え？ナニコノカワイイイキモノ



「ハグ？」



小『コクコク』



無言で頷くとは
お主なかなかやるのぅ
同じポーズで近づけば



ギュー



とされる
立っている私と座っている誠司さん



もちろん誠司さんの方が下で
私を見上げてニッコーって
本当に可愛い



「どうしたの？」



この短時間で同じ質問を2回もして笑



小「何ですか、大好きな彼女に甘えたらあかんの？」



って不貞腐れたように言うから
照れ隠しを含めて



「べつに、」



と答える



(ううん、全然いいよ？)って
可愛く言いたいのに
これしか返せない私は
本当に可愛くない



小「Aは可愛いで」



思っていたことを当てられてドキッとした
何？あなたはエスパーか何か？
でも可愛いと言われたことがすごく
嬉しくて



まぁこんな朝も悪くないよね笑

作者です→←誕生日［坂本勇人］

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