【GIANTS】短編集

☆始まり［菅野智之］ ページ11

あなた→「」菅野選手→菅「」

私が智くんと初めて会ったのは
私が働いているカフェ



裏路地にある目立たないところだけど
隠れた名店です



坂本さんは常連さんみたいなもので
巨人ファンだった私はすぐに仲良くしてもらった



私は菅野選手のファンで
ユニフォームもタオルも持っている



坂本さんはそのことを知っているから
今度連れて来たろか〜？なんて言って帰った



そんなことがあったけど、あったけど



菅「初めまして(ニコッ」



聞いてないよ？
本気なんて聞いてないよ？



「いらしゃまさ、」



テンパった私は盛大に噛んだ
恥ずかしかったぁー



私と智くんの初対面は
こんなに最悪でした笑笑

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それからは智くん一人で来ることが多かった



私は決して最初から
選手との恋目当てで近づいたわけではなく
地位や名誉、お金目的なわけではなく



智くんと接していくうちに
智くんの人柄に惹かれた



柔らかい笑顔や
純粋で真っ直ぐな言葉
優しさ、暖かさ



そして『野球への情熱』



これが一番大きかったかな？
何か一つのものに熱中して
人生をかけて
そんな所がすごくかっこよくて



でもこんな私が球界を代表する菅野選手に
恋してはいけないと自分の心に蓋をした



そしたらある日

菅「あの、、今度一緒にどこか出かけませんか？」



といわれ
嬉しかった私は二つ返事でオッケーした



そんなこと言われたら
蓋をしたのに溢れてきちゃうよ、



その流れで連絡先も交換し



その時の智くんは顔が真っ赤で
すごくおかしかった笑笑



何日か経って
久しぶりに2人で来たと思ったら
坂本さんはいきなり



坂「ちょっとA⁉俺きいてへんよ？
いつのまに仲良くなってんねん！」



俺がもっとセッティングしよ思ったんに
とまだぶつくさ言っていた



そんな坂本さんを横に
智くんはフニャと笑って



その笑顔に好きだなって思った私は
もうこの時から重症なんだと思う



___________

初めて2人で言ったのは水族館だった
智くんは数少ない休みを私のために使ってくれて



すごく申し訳無かった



でもイルカショーで大はしゃぎなところは
すんごく可愛くてね



私の好きなクラゲコーナーに行った時



智くんはいきなり私の手を握った
びっくりしたけど どうしました？
と尋ねると



菅「ちょっと真面目な話なんだけど、」

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