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新平「どう？今月も自信作よ！」
A「毎月同じだよ、9月は2回も食べなきゃいけないのホント勘弁」
新平「まぁ何てこと！そんな子に育てた覚えはないわよ！？」
A「うるさいな...」
新平「黒ちゃん先生どうかしら？」
黒木「とても美味しいです」
新平「嬉しい！作り甲斐があるわぁ」
A「さっき「いい加減やめて欲しい」って文句言ってたよ」
黒木「えっ、そんなこと言ってないよね？」
新平「そうよ、アンタじゃあるまいし...でもこうして黒ちゃん先生のお誕生日をお祝いするのも今年で10年目ね」
紗良「お父さんそれ毎年言ってるよ」
新平「今年は訳が違うわよ、10年って節目の年じゃない！」
A「じゃあその節目をいい区切りに、ここでお祝いするのも今年でおしまいにして」
新平「言われなくてもそうするつもりよ。結婚したらどうせ帰って来ないんだから」
A「それはありがたい」
黒木「まぁまぁ...」
紗良「もう、お父さんもお姉ちゃんも今日はお祝いの日なんだから喧嘩しないの！」
紗良に止められて喧嘩を中断して、2時間ほど食事を共にしたところで明日の仕事と紗良の学校のことも考えてお開きになった
黒木「ありがとうございました、お食事も...美味しかったです」
新平「んもう、ありがとっ！あ、そうそうこれ私と紗良からプレゼント！」
黒木「すいません、ありがとうございます...」
新平「またいつでも遊びに来てちょうだいね？アンタそこまで送って行きなさい」
A「言われなくてもそうするよ」
黒木「えっ、いいよ？もう暗いし」
A「ううん、そうでもしないと2人きりになれないから」
黒木「あっ」
新平「はいはい、お邪魔虫は撤退しますー。じゃあ気を付けてね！」
黒木「はい、お邪魔しました」
いつまでも喋ってるから強制的にドアを閉めてすっかり暗くなった夜空を見上げた
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年12月7日 10時
