side 木村 ページ39
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side 木村
消灯までの時間、二日目にして講師の部屋割りに対する不満が爆発した
木村「俺たち4人部屋に4人って、子供たちと同じ扱いじゃないっすか。黒木だけ1人部屋だし」
橘「ごめんな、俺イビキうるさいわぁ」
木村「あーあ、女の先生たち何して...あれ、どこ行くの?平松先生」
平松「あっ...寝る前にトイレに」
木村「一緒に行きますよ」
平松「いや、大丈夫です」
橘「怪しいなぁ...」
怪しい平松先生を一人に出来ずに4人でトイレに向かうと、女の先生たちもちょうどトイレに出てきたところだった
ほら、言わんこっちゃない!
木村「平松先生〜、ホントにトイレ行こうとしてたんですかぁ?」
平松「ホントですよ...」
橘「ホントかなぁ?」
まぁ平松先生のトイレなんて多分嘘で、それでも盛り上がっているとどこからか話し声が聞こえてきた
黒木「もしもし?...お疲れ様」
木村「ん...?これ、黒木の声ですか?」
橘「黒木はこんな優しい喋り方しねぇだろ」
木村「ですよねー」
黒木「あ、柴田さんね...まだ悩んでるけど、頑張ってるよ」
桂「でも柴田さんの話してますよ?」
森「黒木先生ですね...」
黒木「うん、Aも無理しないでね?...うん、また明日。愛してるよ」
「「愛してるよ...!?」」
黒木「じゃあ...おやすみ」
佐倉「黒木先生が「愛してるよ」って...」
木村「何か怖いっすね...てかあんな仏頂面で彼女いるんだ...相当の物好きだなぁ...」
黒木「皆さんお揃いで、どうかしましたか」
「「黒木先生!?」」
橘「あー、いやー、寝る前にトイレに...おやすみなさい!」
「「おやすみなさい!!」」
黒木先生の彼女の話は塾生には内緒で、ってことで一目散に部屋に戻った
黒木先生の彼女ってどんな人だ...?
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作者名:愛音 | 作成日時:2021年11月28日 21時