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side 柴田
授業中、トイレに行きたくなって教室を出た時、ふと廊下に掲示されている去年の合格者一覧が目に入った
二女、去年も合格者いたんだ...
その隣に掲示されている学校別の偏差値
二女は...65
高すぎる壁に授業中ということも忘れて落ち込んでいた
黒木「授業、始まってますよ」
柴田「あっ、すいません...ちょっとトイレに...
...あの、そ、相談...相談してもいいですか？」
黒木「もちろん」
柴田「その...二葉女子学院って...あ、いや...私なんか無理ですよね！」
黒木「二葉女子学院...いいじゃないですか」
柴田「えっ...？目指せるんですか...？」
黒木「この志望校はまるみさん自身の考えですか？」
柴田「何か...人と違ってても、そういうほうがカッコイイ学校だって...」
黒木「二女は個性を大事にしてくれる素晴らしい学校です。ただし偏差値は65、大変な努力が必要です
家の方とも相談して第一志望校として目指しませんか？」
柴田「は...はい！」
黒木「まずはΩクラス選抜テストを受けてみてください」
柴田「はい、ありがとうございます！」
私の第一志望校は二葉女子学院...
私はそこに行きたい...！
side 桂
仕事終わり、しんちゃんにあることを聞くために私と佐倉先生は今日も井の頭ボウルに足を運んだ
新平「はい、お待ちー！」
桂「おいしそーう！」
佐倉「いただきます」
桂「...しんちゃん、何で黙ってたの？」
新平「え？...あ、そうなの！ついさっき生きの良いアジが入って来たからメニューボード間に合わなくて、ごめん！」
桂「そうじゃなくて」
新平「は？」
佐倉「うーまっ...」
全く、佐倉先生は食にしか興味がないんだから...！
桂「紗良ちゃんと黒木先生のこと！」
新平「あぁ」
桂「「あぁ」じゃなくて」
新平「いや別に隠してたつもりないわよ？余計なことは喋らない、聞かれたことにはきちんと答える。
そして出す料理がおいしい...これ客商売の掟、鉄則！」
桂「ふーん？じゃあ聞きますけど？」
新平「はい...」
黒木先生との関係、教えてもらおうじゃないの
今日はとことん追求するわよ！
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年11月28日 21時
