side 灰谷 ページ21
.
side 灰谷
仕事を終えて繁華街を歩いていると五十嵐さんから電話が入った
五十嵐「いい方を紹介いただきました」
灰谷「そうですか。ということは...」
五十嵐「はい。とても興味を持っていただきまして、話は進むと思います」
灰谷「なるほど」
五十嵐「灰谷先生の紹介であることは伏せておりますので、ご安心ください」
灰谷「えぇ」
電話を終えてふと向こう側に目をやると、どこか雰囲気の違う黒木先生と華やかな女性が並んで歩いていた
あれは山田さん...？
いや、彼女は黒木先生と面識がないって言っていたから...吉祥寺の女神...？
遠いながらも少しだけ2人の会話が聞こえてきた
A「くー...元気なくない？何かあった？」
黒木「えっ？そんなことないよ？」
A「夏期講習、大変だと思うけど無理しちゃダメだよ？」
黒木「ありがとう、Aもね？」
そんな会話を交わして手を繋いでどこかに向かって行った
随分親しそうな2人...
2人の関係は...恋人同士か？
そんな2人の後をつけるとキャバクラ横の細い通路を奥に、階段を下りてさらに進み扉の奥へと姿を消した
追いかけようとするも、小学生ぐらいの男女が出てきて慌ててスマホを取り出し操作しているかのようにみせた
「あぁー楽しかった！できた？」
「全然できなかった。え、リョウゴくんは？」
「完璧にできた」
「いいなぁー！」
子供たちが出てきた場所、黒木先生と女神が姿を消した場所は...
灰谷「STARFISH...？」
この場所は一体...？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 409人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛音
| 作成日時：2021年11月28日 21時
